2023-04-17
1級・2級土木施工管理技士のお仕事〜未経験OK求人〜海で働く土木の仕事
この記事では以下のような内容をご紹介しています。
土木施工管理技士とは
土木施工管理技士は、文字通り土木(道路舗装・橋梁・港湾・河川等)の工事をする施工管理技士です。
土木工事における施工計画を作成し、現場の作業工程から作業員の安全面まで総合的に管理をします。
また、現場での工事以外でも役所への手続きや近隣住民への説明等も任せられ、多岐にわたる仕事をする重要な役割のお仕事をする資格でもあるのです。
土木施工管理技士の1級と2級の違い
土木施工管理技士には1級と2級が存在しますが、これは対応可能な現場工事の規模が異なります。
- 1級…一般建設業、特定建設業どちらも専任技術者になれる
- 2級…一般建設業の専任技術者になれる
1級保持者が専任技術者になれる「特定建設業」とは、1件の建設工事につき4,000万円以上(建築一式工事の場合は6,000万円以上)の工事を指します。
工事の案件が大きければ大きいほど給与にも差が出てくるので、1級保持者の方が給与が高いのが一般的です。
土木施工管理技士の資格試験
土木施工管理技士の試験は1級・2級いずれかを選んで受験することができます。
ただしそれぞれ受験資格が異なり、難易度にも差があるためまずは受験資格に自分が該当するかどうかを確認しておきましょう。
受験資格の違い
<2級の受験資格>
学歴 | 土木施工に関する実務経験年数 | |
---|---|---|
指定学科 | 指定学科以外 | |
大学または 専門学校「高度専門士」卒 |
卒業後1年以上 | 卒業後1年6ヶ月以上 |
短期大学卒 高等専門学校卒 専門学校卒(「専門士」に限る) |
卒業後2年以上 | 卒業後3年以上 |
高等学校卒 中等教育学校卒 専修学校の専門課程卒 |
卒業後3年以上 | 卒業後4年6ヶ月以以上 |
その他 | 8年以上 | 8年以上 |
<1級の受験資格>
学歴 | 土木施工に関する実務経験年数 | |
---|---|---|
指定学科 | 指定学科以外 | |
大学または 専門学校「高度専門士」卒 |
卒業後3年以上 | 卒業後4年6ヶ月以上 |
短期大学卒 高等専門学校卒 専門学校卒(「専門士」に限る) |
卒業後4年以上 | 卒業後7年6ヶ月以上 |
高等学校卒 中等教育学校卒 専修学校の専門課程卒 |
卒業後10年以上 | 卒業後11年6ヶ月以以上 |
その他 | 15年以上 | 15年以上 |
2級土木施工管理技士合格者 | 合格後5 年以上 | 合格後5 年以上 |
以上のように1級の方が必要な実務経験年数が多いため、まずは2級から取得して現場経験を積んでからステップアップする人も少なくありません。
また、この試験には学科試験と実地試験が設けられており、両方に合格する必要があります。
難易度も異なってくるため、着実に合格に近づくために自分に合ったステップから進めていくことをお勧めします。
難易度の違い
試験には学科と実地が設けられており、それぞれ60点以上クリアしなければ合格出来ません。
もちろん試験の内容にも差があり、2級よりも1級の方が難しい記述式問題が多く出題されます。
- 1級の問題の傾向…経験記述式多め(工程管理・品質管理・安全管理の難易度の高い問題)+選択式・穴埋め問題少々
- 2級の問題の傾向…選択式・穴埋め問題多め+経験記述式少々(工程管理や品質管理等の問題)
1級の方が経験則に基づく記述式の問題が多く、2級よりも高い回答力が求められます。
いきなり1級から受ける方もいますが、まずは2級から受けながら現場経験を積み、時期がきたらステップアップしていく方が無難です。
合格者数推移
下記のデータは、令和元年度の1級・2級合格者のデータです。
2級の学科だと難易度はさほど高くないことがわかりますが、実地試験で合格率がガクッと下がっていることから見ると、いかに経験に基づく知見が必要かが分かりますね。
受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率 | |
---|---|---|---|
1級学科試験 | 33,036 | 18,076 | 54.7% |
1級実地試験 | 24,688 | 11,190 | 45.3% |
2級学科試験 | 18,825 | 12,625 | 67.1% |
2級実地試験 | 31,729 | 12,611 | 39.7% |
※引用:総合資格学院 試験の合格率
https://www.shikaku.co.jp/doboku/info/exam/contents/goukaku.html
https://www.shikaku.co.jp/doboku/info/exam/contents/2k_goukaku.html
土木施工管理技士のお仕事
土木施工管理技士は土木工事全般に携わっていますが、具体的にどんな流れで業務を進めていくのか、事例をご紹介します。
- 8:00…現場に出勤し朝礼。作業内容の確認や安全面に関する注意喚起を行う。
- 8:30…業務開始。重機の点検や周辺に異物がないかのチェックを行う。
- 10:00…休憩。
- 10:15…業務再開。
- 12:00…昼食
- 13:00…各作業員に進捗の確認や、事務所で翌日の重機・資材の発注を行う。
- 15:00…休憩
- 15:15…業務再開。
- 16:00…業務終了し事務所へ戻って事務処理。見積書・注文書等の書類仕事を行う。
- 17:00…終礼。今日の進捗の報告や問題点に対する指示と、翌日以降の指示を行う。
一般作業員と同様で現場での作業も多いですが、点検や注意喚起も含めて総合的に現場を担当します。
土木施工管理技士のキャリアアップ事例
土木施工管理技士は学歴に自信がない方でも多くの人がキャリアアップに成功しています。
実務経験が問われることと資格に合格しなければならないことから、大手ゼネコンでも欲する人材であることは間違いありません。
自分ができることに応じて大幅な年収アップも目指せる、夢のある資格であるとも言えるでしょう。
まとめ
土木施工管理技士は、1級取得までの道のりが長い分やりがいが感じられ、あらゆる分野で重宝される職業です。
学歴にコンプレックスがある方でも、現場の実務経験次第では大きくキャリアアップすることができます。
「これから稼ぎたい!」「管理職を目指したい!」という方は取っておいて損はありません。
また、当社では未経験からでも土木施工管理技士を目指せるようにバックアップしています。
経験がなくても、まずは現場に出て実務を経験することから始めてみませんか?
このお仕事やキャリアアップの仕方が少しでも気になるという方は、ぜひ採用ページからお問い合わせください。
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