2023-03-06
海の中で仕事をしよう!潜水士のお仕事〜未経験OK求人〜海洋建設に転職して潜水士に!
潜水士とは
潜水士と言えば、「海猿」や「252 生存者あり」などのドラマや映画を通してその仕事を知っている方も多いのではないでしょうか?
当社には記事最終更新時点で潜水士が30名ほど在籍しています。
潜水士は、潜水具や酸素ボンベを着用して水中の作業を行う専門職です。
海洋調査や水中での作業や人命救助など、その仕事は多岐にわたります。
また、厳密にいうと「潜水士」と呼べる人は潜水士免許を取得した人に限ります。
潜水士免許は都道府県の労働局長が交付するれっきとした国家資格です。
潜水士免許を保有しているだけで、転職にも有利で様々な職業でキャリアアップすることができます。
この記事では以下のような内容をご紹介しています。
潜水士が活躍している仕事
潜水士と一口に言っても、細かく分けると様々な職業があります。
今回は、潜水士が活躍する代表的な現場を5つご紹介します。
海洋土木
実は土木作業の分野でも潜水士が行う仕事があります。
例えば水処理施設を補強するための溶接作業や、大きな所だと海洋トンネルの建設でも活躍しています。
水中という細かい身動きが取りにくい中で作業をするため、土木技術を有する潜水士は大手の建設会社でも重宝されています。
人命救助
海難事故や災害時に活躍する潜水士は、海上保安官のうち潜水士免許を保有する方が活躍しています。
しかし、まずは海上保安庁で保安官となり、厳しい研修を経ることから始めなければならないため、その道のりは厳しいと言えるでしょう。
人の命に関わる仕事なので、厳しい研修からというのは仕方ないかもしれませんね。
水中調査
海や河川の地質調査や水質調査、生物調査などを行う潜水士もいます。
主に大学や研究機関などで研究者として活躍しています。
サルベージ
転覆や座礁した船を引き揚げる作業の際も、潜水士が活躍します。
遭難した船の乗組員の荷物を引き揚げる作業などもあるため、人命救助に近い職業でもあります。
サルベージを専門に行う会社では、人命救助の知識も有する潜水士を常駐させていることが多いです。
ダイビングインストラクター
ダイビングインストラクターも潜水士の資格が必要です。
ダイビングライセンスはあくまで趣味の資格であるため潜水自体は問題ありませんが、職業として指導するには必ず潜水士の資格を取得する必要があります。
ダイビングとの違い
潜水士と似た資格で「ダイビングライセンス」という資格があります。
観光地などでダイビングをしたことがある方はイメージがつくかもしれませんが、スキューバダイビングをする時に役立つ資格です。
潜水士が国家資格であることに対して、ダイビングライセンスは民間資格です。
ダイビングライセンスは趣味に役立つ資格であるため、潜水の専門的な仕事に従事するためにはあまり役立ちません。
ダイビングライセンスが必要なシーン
観光地での体験ダイビングにはインストラクターがついているため、ライセンスを持っていなくても問題なくダイビングを楽しむことができます。
しかし趣味としてでも、ダイビングを極めたい場合は、ライセンスを持っていた方が有利です。
深く潜る知識や夜のダイビングの知識があれば、楽しめる幅も広がります。
潜水士の資格取得までのステップ
潜水士の資格を取得するには、全国の安全衛生技術センターで実施している潜水士試験を受ける必要があります。
潜水士試験は全て机上でのテストとなり、実地試験はありません。
また、受験資格も不要なため、どなたでも受験することができます。
具体的な流れ
- 申請書の提出
- 公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公式サイト(https://www.exam.or.jp/)から申し込みができます。
- 受験票の受け取り
- 後日受験票が届きます。
- 試験
- 会場で約4時間の試験を受けます。
- 合否の通知
- 後日通知書が届きます。
- 合格後の手続き
- 免許試験合格通知書と必要書類を労働局免許証発行センターに送付します。
潜水士の試験内容
潜水士の試験は筆記テストのみで、実技テストはありません。
そして問題は全てマークシート形式で、さほど難しいというわけではありません。
ただ、出題される分野の幅は広いので、どの問題が来ても対応できるように幅広く学んでおく必要があります。
出題される項目
項目数は下記4項目で、それぞれ10問ずつあります。
- 潜水業務について
- 送気・潜降および浮上
- 高気圧障害
- 関係法令
合格ライン
4項目合計で60点以上クリアしていると合格です。
そして注意しなければならないのが、各項目の点数。
1項目でも40点未満だと不合格になってしまいます。
例えば4項目中3項目が満点でも、1項目30点だとしたら不合格になるのです。
まとめ
潜水士免許を持っているだけで幅広い専門職に携わることができますし、キャリアアップにもつながります。
海洋土木事業をしている当社でも、潜水士免許の保有者が多数活躍しています。
特に幅広い知識と技術を持ってキャリアアップできることでしょう。
港湾工事の際には水中溶接工事などで活躍したり、陸上でのコンクリート建設などもおこなっています。
水陸両方で幅広く活躍できるため、短期間でたくさんの知識を積めることも魅力なお仕事です。
また、当社では土木業界未経験者からでも潜水士免許の取得を応援しています。この記事を読んでに興味を持たれた方はぜひ採用情報ページからお気軽にお問い合わせください。
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