2023-06-21
足場組立主任技術者・足場組立(特別教育)とは?違いについて紹介
足場組立主任技術者と足場組立(特別教育)は、建設工事の際に足場を組み立てる仕事であることは理解しているものの、具体的にどのような違いがあるのかご存知でしょうか?
これらの仕事内容の違いと講習&資格取得の方法について解説します。
この記事では以下のような内容をご紹介しています。
足場組立主任技術者とは?
労働安全衛生法に定められた国家資格を取得した人のことで、高所での足場を組み立てる際の指揮者のことです。ゴンドラを除くつり足場や張り出した足場、5メートル以上の高さのある足場の組み立て&解体変更などの作業を行う際は、足場組立主任技術者が指揮を取り安全管理をしなければなりません。
足場組立(特別教育)とは?
足場組立(特別教育)とは、高所作業で建設工事を行う際に労働災害が起きないようにすることを目的とした資格講習で、労働災害の防止を強化するため、平成27年7月1日より義務化されました。
足場の組立、解体、変更の作業に従事する作業員は、必ず受講する必要があります。安全教育のために受けなければならない教育です。
足場組立主任技術者と足場組立(特別教育)のお仕事の違い
足場組立主任技術者と足場組立(特別教育)の仕事には、どのような違いがあるのでしょうか。
足場組立主任技術者は、作業員の指揮や安全管理など、監督業務が主な仕事になります。
一方で、足場組立(特別教育)講義受講者は、足場の組立や解体、変更など、実際の作業に従事する作業従事者を指します。足場組立主任技術者と足場組立(特別教育)の2つが力を合わせることにより、高所作業でも安全に作業することができます。
資格試験内容について
【足場組立主任技術者】
足場組立主任技術者は、労働安全衛生法で定められた国家資格の一つです。この資格を取得すると、足場組立(特別教育)の受講は不要となります。
試験の内容について詳しく見ていきましょう。
受講資格について
・満21歳以上で、足場の組み立て、解体または変更作業を3年以上の実務経験を有する方。
・大学、高等専門学校、高等学校において土木、建築又は造船に関する学科を卒業した方。さらに、その後、2年以上の足場組立てや解体または変更に関する作業の実務経験を有する方。
受講内容について
足場の組立、変更、解体の知識や工事用機械や器具、設備環境などの知識や、作業者に対する教育方法や指導知識、労働安全衛生法などの法令関係の知識などを学びます。
安全に工具を取り扱うために電気の知識も学ぶほか、災害や事故発生時の措置など、安全に作業を行うための知識を学ぶことができます。足場組立主任技術者の資格を取得し、活躍の場を広げましょう。
【足場組立(特別教育)】
足場組立(特別教育)の講習内容について紹介します。
受講資格について
・足場組立主任技術者とは違い、実務経験がなくても受講することができます。18歳未満でも講習可能ですが、実務に就くことはできません。
受講内容について
足場および作業の方法に関する知識の確認や工事用機械、設備、作業環境に関する知識や労働災害を防止するための知識、関係法令などについて学びます。
テキストの販売やWeb講座もあるので、学びやすい方法をチェックしてみましょう。足場組立(特別教育)は足場組立主任技術者とは違い、国家資格ではありませんが、作業を行ううえで必要な講習です。労働災害防止のため、しっかり学ぶことが大切です。
まとめ
足場組立主任技術者と足場組立(特別教育)の違いについて紹介しました。
建設工事で高所作業を行うには、安全が第一です。労働災害を防ぐためにも、しっかり講習を受けて学び、資格を取得することが大切です。
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