2024-09-05
マリコンの仕事で将来役に立つ資格とは

マリコンの仕事で将来役に立つ資格を知っていますか?その現場で必要になる資格をあらかじめ知ることは先のキャリア形成の目標設定の役に立つでしょう。
しかし、ひと言でマリコンの仕事のための資格と言っても、技術系の資格から、現場を取り仕切る資格、工具使用の影響から自分を守るための資格など、実に様々な資格が存在します。
この記事では、マリコンの仕事内容や現場で役立つ資格、さらに東日本海洋建設で取得者の多い資格までをご紹介します。 将来、マリコンで活躍したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
この記事では以下のような内容をご紹介しています。
マリコンとは?
マリコンとは、「マリンコンストラクター」の略称で、海や河川などの水の中での工事を専門に扱う建設会社のことを指します。海洋土木工事や海洋建設工事では、港湾工事、護岸工事、橋梁、海底トンネル工事など、私たちの生活に欠かせない社会インフラを整える仕事を担っています。
マリコンの仕事は、海底トンネルや、橋、護岸設備、洋上風力発電などで建設される構造物は大きく壮大でスケールが大きいのが特徴です。しかし壮大な建造物だけでなく、これから海を育み守る、足元の海の環境においても視点があります。環境保全のために、港湾の環境を整えるブルーカーボンとの関わりも、海洋土木工事において注目すべき仕事に含まれます。
マリコンで求められるのは、一般的な建設会社が行う陸上の工事とは異なり、海上や海中での特殊な技術や知識です。そのため、独自の技術力やノウハウを持つ専門性の高い企業が多いのも特徴の一つです。日本には、数多くのマリコン企業が存在しますが、これらの企業は、国内のみならず、海外でも多くのプロジェクトに携わっており、世界トップクラスの技術力と実績を誇っています。
世界や国の取組みにおいて、洋上風力によるエネルギー開発や環境保全の取組のためのインフラ整備は、今後マリコンが担う立場にあり、受注の市場が莫大で、まさに将来が有望な業界と言えるのです。そんなマリコン業界で、幅広く活躍していくために必要となっていくマリコンの資格について解説していきます。
マリコンに就職するには資格が必要?
まず、マリコンに就職するために必要な資格はあるのでしょうか?結論から言いますと、マリコンに就職する際に必要な資格はありません。資格が必須条件とされているわけではないのです。マリコン企業の中には、資格よりも人物重視の採用方針を掲げているところもあります。実際には、未経験からマリコン業界に飛び込み、働きながら必要な知識やスキルを身につける人もいます。
マリコンは、高度な技術力と専門知識が求められる業界です。そのため、資格を持っていると就職活動において有利になることがあります。特に、土木や建築に関する資格は、マリコンの業務と密接に関係するため、高く評価される傾向があります。
しかし、重要なのは資格の有無ではなく、マリコン業界で活躍したいという強い熱意や、業務に必要な知識・スキルを積極的に習得する意欲です。資格取得は、あくまでも自身のスキルアップやキャリアアップのための手段の一つと捉えていた方が良いでしょう。就職活動ではまず、自己PR戦略をしっかりと練ることの方が大切です。
マリコンの現場で取得されている資格
マリコンの現場では、業務の性質上、様々な専門資格を持った技術者が活躍しています。ここでは、マリコンの現場で特に取得されている資格について、代表的なものをいくつかご紹介します。
土木施工管理技士
土木施工管理技士は、土木工事の施工計画、工程管理、品質管理、安全管理などを統括する役割を担うために必要な国家資格です。道路、橋梁、トンネル、ダムなどの土木構造物の建設に携わる上で、欠かせない資格と言えます。
土木施工管理技士には、「1級土木施工管理技士」と「2級土木施工管理技士」があります。1級は、より大規模で高度な技術が求められる工事現場の管理を、2級は、比較的小規模な工事現場の管理を担当します。土木施工管理技士の記事はこちら
建築施工管理技士
建築施工管理技士は、建築工事の施工計画、工程管理、品質管理、安全管理などを統括する役割を担うために必要な国家資格です。住宅、ビル、商業施設などの建築物の建設に携わる上で、欠かせない資格と言えるでしょう。
建築施工管理技士には、工事の規模や種類に応じて、「1級建築施工管理技士」と「2級建築施工管理技士」の2つの区分があります。1級は、より大規模で高度な技術が求められる工事現場の管理を、2級は、比較的小規模な工事現場の管理を担当します。
建築施工管理技士の資格取得を目指す方は、公益社団法人 日本建築学会のウェブサイトなどを参照してください。
海上工事施工管理技術者
海上工事施工管理技術者は、港湾や海洋構造物の建設など、海上における土木工事の施工計画、工程管理、品質管理、安全管理などを統括する役割を担うために必要な資格です。海上工事を安全かつ円滑な施工を目指します。
海上工事施工管理技術者になるためには、「1級土木施工管理技士」または「2級土木施工管理技士」の資格を取得した上で、一般社団法人 海洋開発技術協会が実施する講習を受講し、修了試験に合格する必要があります。
潜水士
潜水士は、潜水作業を行う際に必要となる国家資格です。水深、潜水時間、作業内容などに応じて、様々な潜水方法を適切に選択し、安全に潜水作業を行うための高度な知識と技術が求められます。
マリコンでは、水中構造物の建設や調査、海底ケーブルの敷設など、潜水作業を伴う業務も多く、潜水士は欠かせない存在です。
潜水士の資格を取得するためには、基本的に受験資格は必要ありません。労働安全衛生法と高気圧作業安全衛生規則に基づいた国家資格(免許)になります。潜水士についてはこちら

東日本海洋建設で多い資格
東日本海洋建設株式会社は、海洋土木工事のスペシャリストとして、さまざまな資格を活かして活躍できる環境です。ここでは、上記で紹介した資格に加えて、弊社で特に取得者の多い資格をいくつかご紹介します。
振動工具
振動工具は、コンクリートの締め固めや杭打ちなどに使用される、建設現場では欠かせない工具です。安全に作業を行うために、振動工具の操作資格の取得を推奨しています。一般社団法人 建設荷役車両安全技術協会が実施する講習を受講し、修了試験に合格することで資格を取得できます。振動工具と資格についてはこちら
電気工事士
電気工事士は、電気設備の工事やメンテナンスを行うための国家資格です。作業現場の電気設備の設置や修理などを行う際に必要となるため、電気工事士の資格取得が推奨されています。
電気工事士には、「第一種電気工事士」と「第二種電気工事士」の2種類があり、業務範囲や受験資格が異なります。第二種電気工事士の仕事についてはこちら
足場組立主任技術者
足場組立主任技術者は、建設現場で作業を行うための足場の組み立てや解体などを監督する役割を担います。高所作業の安全確保のために、足場組み立て主任技術者の資格取得が必須です。足場組立主任技術者についてはこちら
溶接
溶接は、金属を接合する技術であり、海洋構造物の建設には欠かせない技術です。さまざまな溶接技術を持った人材を必要としています。
ガス溶接
ガス溶接は、可燃性ガスと酸素を混合して燃焼させ、その熱を利用して金属を溶接する方法です。比較的扱いやすい溶接方法として知られており、多くの現場で使用されています。公益財団法人
日本溶接協会などがガス溶接技能講習を実施しており、講習を修了することで資格を取得できます。ガス溶接についてはこちら
アーク溶接
アーク溶接は、電極と母材の間に発生するアーク放電の熱を利用して金属を溶接する方法です。ガス溶接に比べて高温で溶接できるため、大型構造物の溶接などにアーク溶接が用いられます。公益財団法人
日本溶接協会などがアーク溶接技能講習を実施しており、講習を修了することで資格を取得できます。アーク溶接の資格についてはこちら
小型移動式クレーン
小型移動式クレーンは、建設現場などで資材の運搬などに使用されるクレーンです。作業効率の向上と安全性の確保のために、小型移動式クレーンの資格取得を推奨しています。一般社団法人 建設荷役車両安全技術協会が実施する講習を受講し、修了試験に合格することで資格を取得できます。車両系建設機械の資格についてはこちら
小型船舶操縦士
小型船舶操縦士は、プレジャーボートや漁船など、小型船舶を操縦するための国家資格です。海上での作業や調査などで小型船舶を使用するため、小型船舶操縦士の資格取得が推奨されています。国家試験に合格する必要がありますが、国家試験免除の対象となる一般財団法人 日本船舶職員養成協会などが実施する講習を受講する方法もあります。小型船舶操縦士についてはこちら
資格を取得するには
マリコンの仕事で役立つ資格は、国家資格から民間資格、社内資格まで多岐にわたります。資格を取得するには、それぞれの資格試験の要項を確認し、受験資格を満たしているかを確認しましょう。受験資格には、実務経験が必要なものもあります。試験は、学科試験や実技試験など、資格によって内容が異なります。
資格取得のメリット
資格を取得することで、キャリアアップや転職に有利になるだけでなく、資格手当によって給与アップも見込めます。また、資格取得の勉強を通して専門知識やスキルを身につけることで、仕事の幅が広がり、自信にもつながります。
資格取得に向けた学習方法
資格取得のためには、計画的な学習が重要です。参考書や問題集を活用した独学、資格学校や通信講座を利用した学習など、自分に合った方法を選びましょう。近年では、スマートフォンアプリやオンライン学習プラットフォームを利用した学習方法も人気です。
継続的な学習が重要となるため、学習計画を立て、モチベーションを維持しながら試験合格を目指しましょう。
まとめ
この記事では、マリコンの仕事内容と、仕事に役立つ資格について解説しました。マリコンは、高度な技術力と専門知識が求められる仕事です。就職の際に必ずしも資格が必須ではありませんが、入社後は、仕事に必要な資格を着実に取得していくことで、仕事の幅が広がり、キャリアアップにも繋がります。
特に、土木施工管理技士や建築施工管理技士などの国家資格は、専門知識と技術力を証明するものであり、取得することで、より大きなプロジェクトに携わることができるなど、仕事の選択肢が広がります。弊社においても、各々のスキルアップに向けた資格取得に向けてバックアップしていく体制がありますので、安心してご相談ください。
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