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コンプレッサーとは?〜水中作業・海洋建設で使用するコンプレッサー〜

この記事では以下のような内容をご紹介しています。

コンプレッサーとは

コンプレッサーとは圧縮機のこと。主に空気を圧縮して送り込む機械装置のことをコンプレッサー(コンプレッサ)と呼びます。
同じ空気を送り込むためのコンプレッサーにも様々な仕様、目的のものが存在します。今回は水中作業や海洋建設の現場で使われるコンプレッサーについて説明します。

様々なタイプがあるコンプレッサーですが、まず動作方式で、エンジンで動くタイプと電気で動くタイプがあります。
さらに使用する目的の違いで、空気の圧力で機器、工具を動作させるものや、潜水用マスクや潜水服などに空気を送り込むものなどがあります。

水中作業で使用するコンプレッサー

潜水用フーカーコンプレッサー
潜水用フーカーコンプレッサー

空気用コンプレッサーの中でも水中作業に関するものを説明します。

水中作業では、コンプレッサーを使って、「貯気タンク(リザーブタンク)」に空気を詰め込んだり、フーカーホースと呼ばれるもので潜水用マスクや潜水服などに空気を送ったりします。

「貯気タンク(リザーブタンク)」というのは潜水士が潜水する前に「貯気タンク(リザーブタンク)」内に空気を一度貯めてコンプレッサーが緊急で停止(故障等)した場合でも安全にダイバーが陸上まで浮上する為の空気を貯めておくタンクになり多くはフーカー式の潜水の時に使用します。フーカーというのは、船上や地上から潜水士にフーカーホースで空気を送りながら潜水する送気式の潜水のことを言います。
「貯気タンク」には単に空気を貯める、送るだけではなく、水中のダイバーにゴミや埃、油を送り込んでしまわないように、空気中のゴミや埃や油を取り除く機能もついています。

コンプレッサーで空気を送るわけですが、作業環境に応じて空気分配器や圧力調整器などの別の機器や、さらに別の貯気タンクがつく場合もあります。潜水作業用コンプレッサーのホースには作業員の安全や水中での異常を監視するために、圧力異常を知らせてくれる警報器などもつないで、作業員に安全に空気を送り込めるようにしています。
コンプレッサーから送られる空気の圧力は強すぎても弱すぎてもいけないため、コンプレッサーは用途によって機材を選択、組み合わせて、圧力が適切になるように調整します。

さらに水中用工作道具にも空気圧で動くものがあり、工具用の高圧コンプレッサーが使われます。

水中での呼吸の確保や、工具を動かす以外にも、例えば、水中に沈んでいるもの(沈没船など)の引き上げ時に空気を送り込む場合にもコンプレッサーで空気を送り込むような使い方もあります。

エアー工具用コンプレッサー
エアー工具用コンプレッサー

当社は水中作業が多いことから、低圧の6psのコンプレッサーから、高圧50psのコンプレッサーまで、用途に併せた様々な空気コンプレッサーを16台ほどを所有しています。
コンプレッサーの圧力が適切でないと、工作道具が上手く動かなかったり、水中でうまく呼吸ができないなど、事故や機材の故障の原因にもなってしまうので、目的に併せたコンプレッサーを適切に使う必要があるのです。

エアコンプレッサーは様々な用途に使われますが、水中作業や海洋建設の現場では、なくてはならないものです。

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