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「護岸とは?護岸工事の施工方法をご紹介!」

護岸とは?

護岸とは、岸を護るために作られるもので、大雨などによる河川の堤防の崩壊を防いだり、高潮や津波などによって地盤や堤防が浸食されたりする事態を防ぐための工作物のことです。この護岸に使用されるブロックを「護岸ブロック」と呼び、多種多様な商品が揃っています。

護岸工事の施工方法について

ここからは、河川や海岸でよく見かける護岸ブロックの施工方法と、主に使用される護岸ブロックについて解説します。

主な護岸ブロックを3種類紹介

護岸ブロックにはさまざまな種類がありますが、主に使用されているのは、植生タイプ・環境保全タイプ・積ブロックの3種類です。使用目的や特徴などが、それぞれ異なります。

・植生タイプ
ブロックの表面を植物が繁茂して覆う緑化ブロックです。周りの景観を損なうことなく護岸を作ることができます。また、植物が繁殖することにより、見た目だけでなく強固で安定した植生護岸を作ることが可能です。大型のブロックをガイドピンで止めて使用するため、施工期間を短縮することができ、安全に施工することができます。

・環境保全タイプ
その名の通り、環境に配慮したブロックで、内部に土砂体積部を設けることで植生機能の回復を促進することができるブロックです。さらに、水面下に魚巣ブロックを使用することで、水生生物の生育を促し、生態系を壊すことなく設置することができます。

・積ブロック
積ブロックは、昔ながらのオールマイティーなコンクリートブロックです。模様がない滑面タイプなので、護岸ブロックとしてだけではなく、道路や田畑などの境界としても使用されています。また、多彩な積み方ができるという特徴があります。

このように、ブロックの特徴がそれぞれ違うため、施工場所の環境や使用用途によってブロックを選ぶようにします。

護岸工事の施工方法を紹介

ブロックの種類により、護岸工事の施工方法が変わります。ここでは、河川で護岸工事を行う場合の方法について紹介します。

1. 仮締切り工
河川内の土砂を利用して仮の堤防を作り、施工範囲を区切ります。

2. 河川土工
仮堤防内の水を大型ポンプで汲み上げます。

3. 根固め工
増水により川底を削られるのを防ぐため、根固めブロックを設置する。

4. コンクリートブロック工
低水敷護岸部も増水によって削られることを防ぐため、大型覆土ブロックを設置する。

5. 縦帯工
護岸の破壊が波及しないよう絶縁する。

6. 多自然型護岸工
植物や生物に配慮した護岸工事を行う。

まとめ

今回は、護岸工事と施工方法や種類などについて紹介しました。異常気象による災害が増えている昨今。河川の氾濫防止や高波の被害を受けないないようにするためにも、護岸工事は人々の命を守るために大切な役割を果たしています。

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